アニポケ擬人化をメインにしたものです。 前まではBLCPネタ中心でしたが、今はギャグ中心です。 機械音痴なのでうまくできるか心配ですが、よろしくお願いします。
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Posted : 2013/10/22 21:16
とある名前無し様からリクエストを頂きました。

ヘラヨルで、ちょっとシリアス?です

小説の下に拍手返信あります。






 こうなってしまったのも、全ては俺のせいだ。


 2か月前、俺達は買い出しのため、少し大きな町へ向かった。食料や必要最低限の物はマサラタウンで手に入るが、大至急必要なものが売り切れていたため町へ来た。町へ行くということで他の物も頼まれたが、数も量も少ない。あっという間に買い物は済んだ。
 あとは帰るだけだった・・・。ただそれだけだったのに・・・

ドンッ

俺達の少し前に歩いていた人が、いきなり道路に出た。まるで誰かに背中を押されたように道路に出ていた。でも、その場には誰もいない。いきなりのことで、何が起こったか分からなかった。その人は起き上がれないのか、道路から出る気配が無い。車が迫ってきている。俺は道路に出て、その人を抱き上げた。だが車は止まる気配が無い、間に合わない。とっさに俺はその人を近くに居た人の方へ投げた。手荒な方法だが、これであの人は大丈夫。俺はもう間に合わない・・・そう思っていた。

ドンッ キキーーーーーッ ドンッ

ヘラ「ヨルノズク!!」
俺は今、何が起こっているのか分からない。だけど、目の前にあるのは・・・

車に引かれたヨルノズクが倒れている光景だった

 俺は直ぐに病院に連れて行った。ヨルノズクが治療室運ばれた後、俺はサトシと博士、それにピカチュとフシギダネにこの事を伝えた。数十分後、サトシ達が来てくれた。俺は謝った。『ごめんなさい、ごめんなさい』と何度も何度も謝った。サトシ達は『頭をあげろ』と言ってくれたが、その時の俺は出来なかった。
 サトシ達が来てから数分後、治療室から医師が出てきた。俺達はヨルノズクの事について聞いた。だが・・・
医者「何とか一命は取り留めましたが・・・残念ながら意識は戻っておりません。いつ目が覚めるのかも・・・」


それが2か月前に起こったことだ。俺は毎日、面会時間ずっとヨルノズクのそばにいた。『目を覚ましてくれ』と願いながらずっと・・・そうしていたら2か月たっていたのだ。

 俺があの時、道路に出ていなければ・・・

 どうしてあの時、俺が引かれなかったんだ。俺が引かれれば、こんな事にはならなかったのに・・・どうしてヨルノズクなんだ。どうして・・・どうして・・・!
 
ヨル「・・・ん」
ヘラ「!!」
 目の前から声がした。俺は顔をあげると・・・そこには・・・
ヨル「ヨルノズク、目が覚めたんだな!!」
今までずっと眠っていたヨルノズクが、目を開けていたのだ。だが、状況を理解していないのか、部屋の中を見ている。俺はヨルノズクに声をかけた。だが、かえってきた言葉は・・・

ヨル「・・・お前、誰だ」

 ・・・え?どうしたんだ?俺の事が分からないのか?・・・いや、まさか・・・嘘だろ?
ヘラ「・・・なぁ、君何て名前だ?」
俺はそのに質問にかけた。ヨルノズクがアレになってないことを祈って。
・・・でも、帰ってきた言葉は、俺がおかしくなりそうな言葉だった。

ヨル「・・・分からない。私が誰でお前が何者なのかも・・・全く思い出せない」

記憶喪失

 俺はとりあえず、研究所に連れて行った。もしかしたら何か思い出すと思っていた。ほんの少しでもいい、記憶が戻ってほしい。だが、本当に何も思い出せないらしい。俺達はしばらくヨルノズクの様子を見ることになった。

 何日も、何日も・・・俺は記憶が戻るのを待っていた。昔と同じように過ごして、今まで起こった事を話して、少しでも思い出してくれるように努力した。だが、1週間、10日、2週間・・・何日経ってもヨルノズクの記憶は戻らなかった。


ピカ「ヘラクロス、大丈夫?」
ヘラ「何が?」
ピカ「だって君、ずっとヨルノズクと一緒にいるでしょ?しかもあんまり寝てないって・・・」
リザ「少しは休んだ方がいいぞ。ヨルノズクの事は俺達に任せろって」
ヘラ「平気だ。それに今からジョウト組全員で集まる約束があるから・・・。じゃあな」
ピカ「あ、ヘラクロス!・・・いっちゃった」
リザ「相当精神的に来てるな・・・」
ガマ「ピッカー!リザードン先輩!」
リザ「ガマガル、どうした?」
ガマ「面白い物見つけた・・・付き合って?」(どす黒い笑み)
ピカ&リザ「「 ? 」」


 今日は前々から、ジョウト組で散歩をすることになっていた。久しぶりにヨーギラスがこっちに来るということで、皆で一緒にいようということになったのだ。ヨーギラスはヨルノズクが記憶喪失になったことを知らない。驚きすぎて泣きそうになったが、ベイリーフが説得してくれた。ベイリーフのそういうところは見習いたい。
 散歩は今回は少し遠めに、マサラタウンにある川の方まで来ることになった。ワニノコ達は川で水遊びをしている。ヨルノズクは、近くにあった木の下で本を読み始めた。俺はその近くにいた。

 このまま記憶が戻らなかったらどうしよう・・・こうなった原因は俺なのに・・・どうして皆は俺を責めないんだ。・・・いや、あの時の買い出しは、もともと俺一人で良かったはずだった。俺があの日、ヨルノズクを連れて行かなければ・・・そうすれば俺が被害を受けていたはずだったのに・・・俺のせいで・・・俺のせいでヨルノズクが・・・!!

 時々こんなことを考えてしまう。気を紛らわせようと川上の方を見た・・・その瞬間

ヘラ「皆、今すぐ川から出るんだ!!」
川にいる組「「「え?」」」
俺が見上げた瞬間、大きな丸太がすごい勢いで流れてきたのだ。川のスピードからして考えられないスピード、まるで誰かが落としたかのように。そんなことを考えてる暇はない。俺は直ぐに川の方に行った。
ヘラ「危ない!!」

ガンッ

ベイ「・・・!ヘラクロス!!」
ヘラ「俺なら大丈夫・・・ベイリーフ、マグマラシ、ワニノコ、ドンファンとヨーギラスを・・・!」
マグ「でも・・・」
ヘラ「早く!!」
 俺は丸太を止めて、ベイリーフ達を川の外へ出すまでこらえた。丸太の重さはそこそこあるが、止めることは苦ではない。全員川から出たということで、俺は丸太を持ち、川に出た。・・・でも、何で丸太が?しかも速いスピードで・・・
 でも、全員無事でよかった。俺は皆の方へ駆け寄ろうと立ち上がった瞬間・・・

ドガーーーーーン

丸太がいきなり爆発した。勿論近くに居た俺は巻き込まれた。俺はヨルノズクのいる木の少し先までとばされた。
5人「「「ヘラクロス(お兄ちゃん)!!」」」
ヨル「!!」
皆は俺の方へ駆け寄ってきた。『大丈夫か?』と問うと、『あんたに言われたくない』とハリセン付きでツッコまれた。
だが、ダメージが大きかったからか、俺は動くことが出来なかった。だんだん意識も遠くなっていく。

ヨル「・・・しっかりしろ、ヘラクロス!!」

幻聴だろうか・・・一瞬ヨルノズクが俺の名前を呼んでくれた気がする。記憶が無くなってから呼んでもらえなかったからか、凄く嬉しかった。そんなことを考えているうちに、目の前が真っ暗になった。


 目が覚めると、俺は研究所の布団の上で寝ていた。部屋にはヨルノズクしかいない。あの後どうなったか聞いてみると、皆で研究所まで運んで、その後オニゴーリに手当てしてもらったらしい。他の仲間はあの爆風に巻き込まれなかったらしい。被害者が俺だけで本当に良かった。
ヨル「良いわけないだろ?全く、人がどれだけ心配したと思っている!・・・はぁ、あの時助けた私がアホだったか・・・」
・・・ん?『あの時助けた』って・・・俺、ヨルノズクに事故の事話してないよな?それに、俺の事を心配してくれる。記憶が無いヨルノズクは、他の人間に無関心だったのに・・・
ヘラ「ヨルノズク、俺の事・・・どう思ってる?」
実は、俺達の関係は話していない。ヨルノズクが周りになれるまで内緒にしてようと、前にみんなで話し合ったから。

ヨル「どうって・・・恋人だろ?違うのか?」

俺はこの言葉を聞いて、ヨルノズクに抱き付いた。嬉しかった。ヨルノズクの記憶が戻ったんだ!良かった、本当に良かった!!また昔みたいに戻れるんだ!
ヨル「迷惑・・・かけたな」

 ヨルノズクの記憶が戻ったのを知ったのは、俺が最後だったらしい。数時間気を失ってたらしく、その間に話したらしい。一番じゃなかったのは少し残念だが、またいつもの日常に、ヨルノズクと恋人同士に戻れたから良かった。
フシ「ところで、イッシュを旅したメンバーはどこ行ったんだ?」
ワニ「さぁ?」


数日後
犯人「ごめんなさいごめんなさい本当にごめんなさい全て俺が悪いんですヘラクロスの防御力と力持ちと気の優しさに興味を持ってやったことなんです悪戯程度にやったものなんですまさか仲間の方が助けるだなんて思ってなかったんです意識不明になると思ってなかったんです記憶喪失になるなんて思ってなかったんです川の出来事は仲間が危険にあえば助けに入って力を楽器すると思ったんです皆様にご迷惑をおかけしてすみませんでした大怪我を負わせてすみませんでしたぁあぁぁあぁくぁwせdrftgyふじこlp!!」

 今俺達の目の前にあの事件を起こした犯人と警察の人がいる。正直言ってみんな(一部を除く)目が点だ。何が起こったか分からない。

ヘラ「謝りに来たのは驚いたが、何であんなに青ざめていたんだ?」
ピカ「さぁ、なんでだろうね」
ハハ「あんな人初めて見たよぉ」
ミジュ「僕も知らない~」
ズル「し~らない!」
ワル「いや~、でも謝りに来てくれてよかったっすね」
ホロ「そうですね」
ガマ「何はともあれ、良かったな」
ツタ「犯人も見つかったしね」
チャオ「ヨルノズク先輩の記憶も戻ったしね~」
ガン「事件解決だな」
リザ「めでたしめでたしだな」
ヨル「原因はお前等か」

イッシュを旅したメンバーが犯人を懲らしめてました。どう懲らしめたかは分からなかった。でも犯人を知った理由は簡単。写真付きでTwitterに投稿してたからだ。俺達はこの時『アホな犯人だな』って思った。


拍手返信↓
(^ω^){こんにちは。海事研修お疲れさまでした。俺だったら船乗って10条以内に酔う自身があります←あっちゃいけない自身
 今回の小説はいかがだったでしょうか。内容からして面白く出来なかった自分が残念ですが・・・気に入っていただけたら嬉しいです。
 拍手・コメント・リクエストありがとうございました。

拍手[6回]

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