アニポケ擬人化をメインにしたものです。
前まではBLCPネタ中心でしたが、今はギャグ中心です。
機械音痴なのでうまくできるか心配ですが、よろしくお願いします。
とある名前無し様からリクエスト『ヨルの過去話』です。
今回は短文になりました。
※ヨルしか登場していません
私は基本、日中に寝て夜起きる。日中に起きるときもあるが、ほとんど寝ている(or本を読む)。日中に寝ているのは、そういう種族だからと思っている奴が殆どだ。だが、私は私が日中に寝る理由がもう一つある。誰にも話していない真実が・・・。
私は生まれた時の事。色違いに生まれた私は、周りの者たちから『呪われた子』『悪魔の子』などと言われてきた。私の住んでいた場所では、色違いが悪いイメージしかなかったらしい。周りからの暴言・暴力から助けてくれたのは、私の父だけだった。
母は私を生んですぐになくなったらしい。それもあって、私に対するイメージが余計悪くなったのかもしれない。それでも父は私を助けてくれた。私が信じられるのは父しかいなかった。
5歳くらいの時だったか。ある日、朝日が昇る前に私は眠りについた。だが、その日は少し違和感を感じた。この時間は、夜行性では無いポケモンが数匹起きるのだが、その時は物音ひとつ聞こえなかった。
その日は昼に一度目が覚めた。起きた時に、違和感を感じた理由が分かった。周りを見ると、誰一人いなかった。父もいなかった。私のそばにあったのは、たった一つの父からの手紙。私はそれを呼んだ。だがそれは、私を闇に引きずりこもうとしてる内容だった。
『お前はもう私の子ではない』
私は何が起こったか分からなかった。昨日まで一緒にいた父が私を見捨てた。理由は簡単、色違いだったから。私が色違いだから、それを狙ってやってくるトレーナーやハンターたちがこの森を荒らしたのだ。この森に棲んでいるポケモン達は皆逃げだした。父も、私を捨てて逃げたのだ。
その日から誰も信じられなくなった。誰も私の領域に入ってくるな、私は一人で良い、そうずっと思っていた。
サトシに出会うまでは
今思えば、サトシに出会ってから私は変わった。サトシはあの日、私を命がけで助けてくれた。だから私は、サトシの仲間に知恵を貸した。その時、誰かと何かを成し遂げることが嬉しかった。そして私は、サトシの事が知りたくなり、バトルを申し込んだ。結果、私はサトシの仲間になった。
仲間と一緒にいれることが嬉しい。サトシは『色違いだから欲しい』というただのトレーナーとは違い、仲間として私を受け入れてくれた。勿論、他の仲間も私を仲間として受け入れてくれた。
だが、恐怖心は簡単には消えてくれない。誰かが目覚める前に寝ると、仲間がいなくなりそうで怖いのだ。ヨルに寝る時もあるが、それは誰かが絶対に近くに居る時だけだ。私の場合、夜は一人になる時が多い。もう寝てる間に一人になりたくない。だから私は誰かが起きた時に寝る。日中でも起きるときはあるが、基本寝る。いつの間にか日中に寝るのが私の一番好きな時間になっていた。何故なら・・・
周りの音は私の子守歌
私だけの子守歌なのだから
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