アニポケ擬人化をメインにしたものです。
前まではBLCPネタ中心でしたが、今はギャグ中心です。
機械音痴なのでうまくできるか心配ですが、よろしくお願いします。
Pi○ivで3月3日に投稿した小説が、意外とまあまあな評価だったので投稿します。
明日のja○pが楽しみです。
これからも黒バス系載せていきます。
でもこの小説は暗いです。
明日のja○pが楽しみです。
これからも黒バス系載せていきます。
でもこの小説は暗いです。
ー自分大好きな千尋ー
ー疲れた千尋は一人を楽しむー
ーあの人が現れるまではー
「貴方が、黛先輩ですか?」
ーある日あらわれた一人の人間ー
赤司征十郎、帝光中出身で元帝光中バスケ部キャプテン。俺はそんな奴に興味が無い。もうバスケ部をやめたのだから。俺は無視してラノベを読み続けた。だが、赤司は俺の元から離れない。『何を読んでいるのですか』と聞かれると『・・・・ラノベ』と俺が今読んでいる本を、赤司に見せる。
「ますます僕の知っている人に似てるなと思って。」
それはどんな人かと問うと、『幻の6人目』と返される。幻の6人目の事は知っていた。単なる噂だと思っていたからだ。だが、ソイツが俺と似ているというのがよく分からなかった。
「黛千尋、僕はあなたに、幻の6人目になってもらいたい」
いきなり赤司から言われる言葉。どうも俺はソイツと同じ資質があるらしく、実力は同等かそれ以上だといわれた。そして、同じ技術を教え、退部も取り消し一軍へ昇格させるというのだ。普通の人間ならそれで喜ぶだろう。
・・・だが、俺は断った。幻の6人目はパスに特化している。そんなのつまらないし、試合に出る為にそこまでするつもりもない。つまらない事をする理由もない。
赤司は笑い出した。俺は赤司の様子に驚いた、さっきとは別人みたいに感じたから。
「あなたならきっとテツヤを超える幻の選手になれる」
どうやら俺は、ますます気に入られたようだ。俺は結局バスケ部に戻ることにした。
ーそして千尋はマリオネットになったー
ー人形遣いの影となり動くようになったー
ーマリオネットは元々 だー
ーただ指示道理に動くだけー
ーでも千尋は人間、 じゃないー
ーマリオネットは人間とかかわるー
「今日から一軍に入る黛千尋だ。」
ー今までかかわることの無かった人間達ー
「よろしくね、千尋さん♡」
「いきなり名前呼びか」
「よろしく!黛サン!!」
「お前はうるさい」
「酷い!!」
「腹減った~」
「あんたそればっかね!!」
「そろそろ練習するぞ」
ー仲間になったら態度を変えるー
ーでも千尋は知っているー
ーただの としか思っていないことをー
ーマリオネットが勝利の為にー
俺はミスディレクションを使い、仲間にパスする。もちろんそれだけじゃなく、シュートしたり、ディフェンスもするが、パスを回されることが多い。それは・・・
「なんだ!?今のパス」
「いったいどこから・・・」
ミスディレクションした俺を、相手選手は見えない。これが、赤司に教えられた技術。
ー人形遣いの為に動くのがマリオネットだからー
ー千尋は自分の役割を果たすだけー
ーでも何故だろうー
ー嬉しいと思えないー
ーマリオネットの限界は近いー
ー千尋の失態で危険な状況ー
影の薄さを無くした俺は、ただの一般選手にしかならない。ミスディレクションも使えない。この中なら一番実力が無いといってもおかしくはない。相手選手は勢いに乗っていてヤバい。
ー仲間たちの態度は一気に変わるー
「誰かのおかげで誠凛またなんか息吹き返してんじゃねーか」
「反射的にとは言え、わかっていながらハマるのは間抜けとしか言えないわ」
「一対一なら勝てるけど、それなら控えの選手で足りる。交代っしょ」
使い物にならないと分かった瞬間に、俺の事邪魔者扱い。そして隠す気なんてこいつ等には無い。優勝が当たり前の学校は全てこうなんだろうなと思ってしまう。俺は反論する余地もないし、するつもりもない。元々止める気だった人間なのだから。俺は後退されると思っていた。
ー千尋も人間、傷つかないわけがないー
ー傷がついたら治るのは難しいー
ーだが千尋は頑張ろうとしていたー
「だが、お前の力はまだ必要だ。下げたりするつもりなんて無い」
赤司は俺にそういう。驚いたのは俺だけではない、スタメン全員驚いている。だが・・・
ー人形遣いの『期待している』のたった一言でー
ーだが、その本当の意味は直ぐに分かったー
「あ・・・かし?」
ー人形遣いは千尋を『道具』としか見ていなかったー
ーそれは勝利の為ー
ー他の物も道具と見るようになっていたー
ーこの時、千尋の心は壊れ始めたー
ー自分がココに居る意味が分からなくなってしまったー
ー勿論彼らはそれに気づかないー
ー試合に負けてしまったー
ー応援席からは冷たい視線ー
ー共に戦った人達からは暴言の数々ー
「お前のせいで負けたんだぞ!!」
「やっぱり黛サンはお荷物だね」
「絶対に許さないから」
ーそして人形遣いは・・・ー
『もうお前に興味はない』
ーその一言で、千尋は壊れてしまったー
ー千尋も道具も、壊れたらもう治ることはできないー
ー彼らは、千尋をただの『道具』としか思っていなかったからー
『あなたならきっとテツヤを超える幻の選手になれる』というのは、やっぱり無理だったようだ。それに俺みたいなやつが1軍でスタメンって、技術が無けりゃお荷物と一緒。大会に負けた原因は、全て俺のせいになってしまった。助けてくれる奴なんていない。
ー壊れた千尋の事を気にする人は周りにいないー
ー壊れた道具を気にするなんていないからー
ー千尋はもう何も考えることが出来ないからー
ー人形遣いや他の人間とマリオネットにできた距離は相手が見えなくなるほどー
ーそれに耐えきれなくなったマリオネットはー
もう、こいつ等と一緒にいるのは嫌だ
ー自らの意思で糸を切ったー
ーもうマリオネットではなくたった千尋ー
ーそれでも、千尋の心は壊れたままー
「危ない!黛!!」
ーもう千尋には誰の声も届かないー
ーもともと影の薄い千尋ー
ー今はいつもより気づかれにくい状態ー
ー そして ー
「黛サン!」
「千尋さん!」
「黛さん!!」
「千尋!!」
「今日午後7時35分頃、京都府○○市で、ひき逃げ、自動車運転過失致傷の疑いで、無職の・・・・・・・・・容疑者(46)を逮捕した。逮捕容疑は○○市の県道を乗用車で走行中、横断中の洛山高3年の黛千尋さん(18)を追突し、その場から逃走しました。黛さんは、意識不明の状態となり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ー気づいたころにはもう遅かったー
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