アニポケ擬人化をメインにしたものです。 前まではBLCPネタ中心でしたが、今はギャグ中心です。 機械音痴なのでうまくできるか心配ですが、よろしくお願いします。
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Posted : 2014/03/27 14:01

そういえば、pixivに乗せた小説こっちに乗せてなかったな~

という事で、『壊れたマリオネット』の続きです。
シリアスです。







(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

(・・・・・・・・・・・・・・ん・・・)

(あれ、ここは・・・)

 目が覚めると、真っ暗な場所にいた。周りを見ても、上を見ても光が無い。また、地面があるかどうかも分からない。まるで浮いてるような感覚だからだ。唯一の救いは、自分の姿が見えていることだ。畜生、これが日常生活だったら、皆に忘れられないでいられたのだろうか。・・・まぁ、もうそんなのどうでも良いか。

 もう自分がどうでも良い。己のミスでチームの皆から罵声を浴び、『道具』扱いされた。道具と分かった瞬間、俺はもう何も考えられなくなった。


 だが、試合で俺達が負けたところまでは記憶にある。でもそれ以降の記憶がない。ここは何処だ、どうしてこんなところに・・・もしかしたらココは夢の中じゃないかと思う。


『目が覚めたようだね』


 声がした方を見ると、絵にかいたような見た目の死神がいた。死神って本当にいたんだな・・・



イヤイヤイヤ、何で目の前に死神がいるんだよ



 俺死んだのか?大会で負けたことでショックを起こし、心臓麻痺で死んでしまったのか?!

『いや、まず君死んでないし、そんな死に方する人もいないし、そんな死に方したくないだろ!?』
「ああ、イヤだ」

ごもっともである。そんな死にかたしてたまるか。

・・・って、俺は死んでないのか?だったら、ここはどこなんだ?何で死神がいるんだ?俺は早く帰ってラノベを読みたい癒されたいんだ!

『初めまして、僕は死神です。ここは、君の心の世界』
「俺の心の・・・?それで、何で俺はココに居るんだ?」
『覚えてないんですか?貴方は数日前、交通事故に遭い意識不明の重体になったんですよ?』
「事故?それってどういう・・・」

どういう事だと聞く前に、事故に遭う直前の映像が頭の中に流れた。これがフラッシュバックなんだと思ってしまう。ココテストに出ます(出ねぇよ byテスト)

 そうだ、思い出した。WCが終わって、俺は何も考えられなくなって・・・いつの間にか車に引かれたんだ。痛みとか正直言って分かんねぇけど。意識不明ってことは、まだ俺は死んでないんだよな。でも・・・

「何で死ななかったんだろう」

 このまま死ねばよかったのに。

『さて、僕がここに来た理由はさ、君に決断してほしいから』
「決断?」
『そう』





『君が【生きる】か【死ぬ】かを』





話しを聞くと、俺は今死にかけているらしい。もし【生きる】を選べば、俺は意識を取り戻す。ただし記憶があるか分からない、記憶喪失になるかもしれない。【死ぬ】を選べば、俺の心臓は止まり死ぬ。死神は、それを俺に聞きに来たのだ。

 俺は【死ぬ】を選ぼうと思っている。WCからもう死にたいと思っていたのだから。仲間は心配なんてしてくれない。俺はあいつ等にとってただの道具でしかないのだから。

 でも、それはずっと前から思っていたのかもしれない。

 再入部の時、周りからの冷たい視線が多かった。虐めもあった。影が薄いから暴力はなかったけどな、影が薄いから!(大事な事なので2回言った)まぁ、何日か経ってあいつ等は俺に近づいてきた。1ヶ月経つ頃には馴れ馴れしく話しかけてくる。殆どため口で先輩の敬意なんて全くと言って良いほど無い。

 多分、近づいた時から俺の事、道具としか思っていなかったんだろうな。俺は人間なのに・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ところで、お前が死神なら、お前が決めればいいんじゃないか」
『これまでの経験上、生き返らせたら自傷行為や自殺、死なせたら『幽霊に何で死なせたんだ!』と怒られ・・・orz』


(ドンマイ死神)


 まぁ、急に意見変わる奴もいるかもしれないからな。だが、今の所俺の意見を変えるつもりはない。もう自分がどうでも良いんだ。前まで自分が好きだったのに、今は嫌いになってしまう。


『辛い、苦しい』



「!!」
『何で驚くの?これは君の心の声だよ?』

(俺の心の声?そんなはずがない)

『痛い、悲しい』

(違う)

『怖い、逃げたい、嫌い』

(止めろ)

『壊れそう、吐きたい、消えたい』

「もう止めろ!!」

俺が大声を出した後、死神は笑ってこう言っ







『誰か助けて』







 死神の言葉に、俺は動揺している。俺は、本当に助けてほしかったのか。いや、【助けて】といったところで助けてくれる奴なんていない。虐められてた時、周りは誰も助けようとはしてくれなかった。WCの時、道具扱いされても誰も否定はしない。相手や観客からは可哀想なものを見ている目をしていた。だから、助けなんて求めていない。

 助けてくれる、俺を心配してくれる人がいないのなら、俺はもう生きてても意味がない。俺の決断は変わらない。俺は【死にたい】と言おうと口を開いた。




その時






「・・・・・・・・!・・・・・・・・・・!!」





上に小さな光が見えた。同時に、誰かの声がした。何て言ってるのか分からない。だけど、自分の名前を読んでる気がした。一瞬幻聴だろうかと思ったが、死神曰く、幻聴じゃないらしい。

 誰の声かもわからない、何て言ってるかもわからない。でも俺は、嬉しかった。自分を心配してくれる人がいる。もしかしたら病院の先生で、患者だから心配してくれるだけなのかもしれない。それでも俺は嬉しかった。

でも俺は、生きるのが怖い。WCの敗因が俺にある今、周りから何て言われるか怖い。もしかしたら、それで自殺するかもしれないから。

 もう一つ、俺の頭の中に【生きたい】と思う心もある。近くに居なくても、もし自分を心配してくれる人がいるのなら、探してみたい。それに、人生をやり直してみたいという気持ちもある。道具ではなく、人間としていきたい。


【生きる】か【死ぬ】か。今の俺にとっては究極の選択肢と化した。どっちが自分に良い選択肢なのか分からない。俺は頭を抱えて悩む。

『自分』として生きるか     『道具』として生きるか

『辛い』を選ぶか     『楽』を選ぶか

自分を『好き』になるか     自分を『嫌い』になるか

『前』に進むか     『ココ』で終わるか

いったい俺はどうすればいいんだ

『さぁ、君はどうしたい?』

答えが分からない



****************************

アンケート内容

その中で『これが良い』というのを選んでください(続編の)



内容

1.病院BAD END
生きるのが耐え切れなくなって、【死ぬ】を選ぶ黛さん。その時、周りの反応は・・・?





2.目覚めのBAD END
【生きる】を選択した黛さん。でも記憶が無い。そんな黛さんをクラスの皆が助ける。そしてだんだんバスケ部との距離が離れていく。





3.まさかの誘拐ネタ
【生きる】を選択した黛さんは、しばらく入院することになった。天気が良いので、病院の外にあるベンチで本を読んでいると、誘拐されてしまう。さて、どうなる黛さん!!





4.復讐HAPPY END(記憶有り)
【生きる】を選択し目が覚めると、そこには今吉さんがいた。どうやら実家(大阪設定)に用があって帰って来ていて、近くを通ったからココにも寄ったらしい。
 今吉は数週間後行われる『合同合宿』に黛さんも連れていくことにした。そして何人かを巻き込み、洛山に復讐する。因みに黛さんを助ける人達を「まゆまゆ助け隊」と名付けてます。





5.復讐HAPPY END(記憶無し)
4とほぼ同じ。違いは記憶が無いところ。今吉は数週間後に行われる『合同合宿』に黛さんを連れていこうとする。バスケをしたり、知っている人と話せば記憶が戻るかもしれないと思っていたから。勿論洛山には近づけませんwww復讐もします




pixivで31日まで募集してます。結果楽しみですwww
『全部』というタグ付いたけど・・・orz

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