今回は短いです。
あの死神がちょこっとだけ出ます（前半に）

黛の心の世界



「面白い人間だったな」



（俺は目を覚ましたい）

（もう少しだけ、頑張ってみようと思う）

（だけど･･･）

（やっぱり少し怖いんだ。あいつ等に会うのが）

（それで、お前に頼みがあるんだ）





（俺の記憶を消してくれ）




「本当はそういうのは、僕達の世界では違反なんだけど･･･」

「今回は特別さ」

「楽しみにしているよ」

「君の選んだ道が、どんな結果になるのかを･･･」




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黛が居る病院


　医者が言うには、まゆゆは『記憶喪失』らしい。『部分健忘』の方やから、覚えているのもある。

　まゆゆが覚えている事をまとめてみた。誰の為かて？これを読んでる人の為や。そう言うこと言うな？んなもん知らん！



覚えていること↓
・家族の見た目（本名は覚えてない。父さん・母さんって言うことしか知らん）
・学校の事（ただし、人の事は分からない。バスケ部の記憶は全くない）
・勉強関係（これ忘れてたら大学受験死ぬところだったwww）
・道（どこにどの店があるか完璧）
・その他ある程度の事



　まぁ簡単に言うと、人間関係は完璧アウトや。記憶は直ぐに戻るかもしれんし、一生元に戻らないかもしれん。無理に思い出させるために強い衝撃を与えてはいけないと、今医者に言われた。今は祖父母と話してるため、ワシはこのまま病院を出ることにした。今から行く場所あるしな。



洛山高校に



　時間的に部活やってる時間やから、白銀監督は直ぐに捕まえることが出来た。赤司達は丁度外周に行ったらしく、ココにおるのは、ワシと監督とマネージャー数名だけや。白金監督はワシがココに居ることに驚いとる。無理ないわぁ、ワシの学校東京やもん。いや、今はそんなこと関係ないんやけどな。
　ワシはまゆゆの事は話さなかった。ただ、原澤監督に『LINEのIDを聞いてきて下さい』と頼まれて、それを聞きに来ただけや。監督･･･それはメールなり使ってください･･･。まぁ、LINEをする理由は予想はついとる。



多分、合同合宿の打ち合わせをするんやと思う。



　毎年、卒業生を送り出すために合宿を行う。今年はキセキの世代もいるため、合同にすることにしたんやろなぁ。勿論ワシは参加はする。･･･でも、まゆゆは？病院に入院してるからて、多分病院に行って合宿があることはしないと思う。皆、まだ目を覚まさないと思っとるみたいやしな。






だからワシは･･･

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