アニポケ擬人化をメインにしたものです。 前まではBLCPネタ中心でしたが、今はギャグ中心です。 機械音痴なのでうまくできるか心配ですが、よろしくお願いします。
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Posted : 2016/12/16 00:22
モクローネタです
ネタというか、4話のモクロー視点というか、そんなお話

ギリギリまで悩んだ事
ドデカバシの性別
最終結果・・・♀にしました。つまりお母さんです
ムサシのメガヤンマは♂ボイスでしたけど、実際♀でしたし
ありですよね
巣に子供いたし、タマゴ温めてましたし・・・・・・( ゚д゚)ハッ!育メンだったかも←もう遅い








産まてた時から知っていた

僕がみんなと違うってこと

容姿も、性格も、飛ぶ早さも、技も、何もかも・・・

でも、僕はそんなのどうでも良かった

僕からしたら、姿は違うけど僕にとっては家族だから

ママも、一番上のお兄ちゃんも、他の兄弟も、そんなの気にしなかった

いろんなポケモン達からいろいろ言われたけど、

みんな「僕は家族」だと言って、守ってくれた

みんな優しいし、ときどき怒られるけど、でも褒めてくれるし、一緒にいると楽しい

だから、僕も頑張ろうと思った

僕は寝るのが好きだし、みんなと同じ速さで飛べないけど、大丈夫だよね





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今日はみんなと果物を取りに行くってお兄ちゃんが言ってた

これが初めての仕事

やっぱり僕はみんなより飛ぶのが遅くて大変だった

でも、みんなと一緒にいたいから、必死になって飛んだ

みんながいろんな人から貰ってるもの、置いてあるものが果物みたいだから

僕もそれっぽいものを持って、一緒に帰った

僕の持った果物は、いい音がするなぁ・・・





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空が赤くなってきた

みんなが飛ぶスピードに合わせて飛んだから、すごく疲れた

フラフラになりながらも、僕はみんなと一緒に飛んだ

眠いけど、必死に耐えた

だって、僕も家族だから

僕は果物を置いて、寝床に戻ろうとした

でも、一番上のお兄ちゃんに止められた

僕が持ってきたものは果物じゃなくて、風鈴っていうものらしい

お兄ちゃんはこれが果物だと教えてくれてるけど

僕は睡魔に負けて寝ちゃった

そしたら怒られた

「この時期は果物を貯める大事な時期だから、もう一回取りに行って来い」

と言われたけど、僕は疲れて寝た。明日その分取りに行けばいいと思っていたから

「寝るなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

凄い大きな声で言われ、完全に目が覚めた僕は、もう一度果物を探しに行った

眠いけど、お腹がすいたけど、持って帰らないとまた怒られるし、必死に探した





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赤かった空も暗くなった

それでも僕は探した

見えないわけじゃないし、普通に探せる

でも、僕は果物を見つけられなかった

最初、朝に取りに行ったあの場所に行こうしたけど

僕はついていくのに必死で、あの場所がどこにあるのか分からなかった

お腹すいたな

眠くなってきたな

ちょっとフラフラしてきた

でも、果物を見つけなくちゃ

果物を持って帰って、ママにも、お兄ちゃんにも、褒めてもらうんだ





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暗かった空も、明るくなった

お腹がすきすぎて、凄く眠くて、飛ぶのも限界になってきた

でも、果物を見つけなきゃ

自分の分と家族の分

もう何か食べないとやばい気がする

そう考えていると、甘くていい香りがしてきた

匂いがする場所を探すと、赤紫色をした美味しそうな果物があった

絶対に持って帰って食べるぞ!!

果物ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!(ガンッ)痛い!!

まだまだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!(ガンッ)痛い!!

いただきまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(ガンッ)痛い!!

あの果物・・・強い・・・

ああ・・・もうダメ・・・

いろいろと・・・限界・・・

さっきまで何かに引っかかっていた僕は落ちた

落ちたら痛いはずなのに、痛くなかった

目を開けると、ぼんやりと黒い髪の男の子が見えた

でも僕は意識を失った





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目を開けると、さっき見た男の子がいた

「大丈夫か?」

まだ頭がぽーっとするけど、どこも痛くないし起き上がった

そしたら「よかった」って言ってくれた

僕、どうして寝てたんだっけ

何でここにいるんだけ・・・

思い出そうとしたけど、足元に凄く気持ちいい感触があった

ナニコレ!僕この感触好き!!

さっきまでこれの上にいたから寝ってたのかなぁ

後ろを振り向くと、美味しそうな果物を見つけた

美味しそう!いただきまぁぁぁぁす!!

この果物、とても甘くて美味しかった

昨日の夜から何も食べてないから、食べることに夢中になっていた

だって、美味しんだもの

「これも食べるか?」

彼は黄色い果物を出してきた

その果物もすごく美味しそう

僕は彼の腕にのって、黄色い果物を食べた

さっきの果物と違う美味しさがあった

僕はそこにあった果物を全部食べちゃった

もうお腹がいっぱいで、満足した

そしたら彼にナデナデされた

彼の手は暖かくて、気持ちよかった

でも、何で僕はここにいるんだっけ・・・?

・・・・・・・・そうだ

果物をもって帰らなくちゃいけないんだった

僕はそこにあった大きくて重たい果物を持って、家に帰った

ちょっと重たいけど、僕は家に持って帰るために頑張った

ママも、お兄ちゃんも、喜んでくれるかなぁ





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しばらく飛ぶと、僕はママを見つけた

「ママ!」

ママが聞こえるように大きな声で言うと、ママもそれに気づいてくれた

それが嬉しくて、つい何度も「ママ!」と言っちゃった

もちろん最後に「ただいま」を忘れずに

持ってきた大きくて重い果物を置くと、ママはホッとしていた

ちゃんと果物を持ってきたから

お兄ちゃんも「よくやった!」「やれば出来るじゃないか!」と褒めてくれた

僕は嬉しかった

僕もちゃんとみんなと同じこと出来るんだよ



「いた!あそこだ!」

声がするほうを見ると、さっきの男の子がいた

僕は嬉しかった。だから大きく手を振った

彼は優しくて、明るくて、いい人だったから

僕は彼に手を振った

ママ、お兄ちゃん、みんな。

あの人はすごく良い人なんだよ

助けてくれたんだよ

彼に僕の家族を紹介したいな

僕は彼の方にいって、彼が背負ってるやつの中に入った

この中は凄く気持ちいいし、彼ととても近くに入れるし、安心できるから



でもその時、家族の叫び声が聞こえた

なんかよく分からない事を喋ってる人達がいた

ちょっと怖くて、僕は隠れちゃった

でも彼は、家族を助けようと戦ってくれた

「モクロー、今だ。仲間を助けろ」

彼の声に、僕は動いた。僕もみんなを助けたかったから

だから僕は、まず兄弟を助けた

いつもママやお兄ちゃんは、先に兄弟を助けていたから

次はママとお兄ちゃんを助けようとした

でもその最中、ピカチュウが危なかった

彼が凄く困った顔をしていた

ピカチュウを凄く心配していた

僕も、家族を助けた彼やピカチュウを助けたい

だって、僕も、君に助けられたから!!



「コノハ!!」



僕は、隙を作ってピカチュウを助けた

なんとか助かった

ピカチュウも大丈夫そうでよかった

今度はママとお兄ちゃんを助ける番

二人とも「ありがとう」と言った

家族みんな無事で良かった

そうしている間に、変な人たちはいなくなっていた





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僕は兄弟にいっぱい褒められた

ちょっと照れくさいけど、嬉しかった

お兄ちゃんには凄く嬉しかった

「よくみんなを助けてくれた!お前は最高だ!」

ああ、僕、家族のために頑張ったんだ。守ったんだ

やっぱり、種族違うけど、ちゃんと家族として接してくれる

それが一番嬉しかった

でもやっぱり照れくさいな

「モクロー」

彼が僕を呼んだ。僕は彼の肩に乗った

彼は撫でながら褒めてくれた

ピカチュウも、ロトムも褒めてくれた

「まぁね!」と言ったけど、でも僕は君がいたから頑張れたんだよ

彼は僕を地面に置いて「じゃあな」と言った

僕はよく分からなかった

何で「じゃあな」というのかを・・・

そして彼は「帰る」と言った

彼は僕をゲットするためにここまで来たのに、何で?

僕ね、君と一緒にいると、楽しい気持ちになるんだよ

こんな気持ち、家族以外で初めてだったんだよ

でも彼は、僕とママ達は家族だからと、諦めようとした

もう会えないの?

そう考えると、悲しい気持ちになった

寂しい気持ちになった

僕は、家族が大好きだよ

でもね、サトシの事も・・・

そう考えてるうちに、サトシ達は歩きだした


「待って」


「行かないで」


お別れなんて嫌だよ

僕はもっと、サトシと一緒に行きたいんだよ

でも、勝手について行っていいのかなぁ

ママやお兄ちゃん達、怒るかなぁ

サトシともう会えなくなるのかなぁ・・・



グイッ グイグイッ



迷っている僕の背中を押したのはママだった

「彼のところへ行きなさい」

ママが、サトシと一緒にいるように言った

「いいの?」

「もちろん」

「・・・ありがとう!」

「彼のところへ行きなさい」その言葉が、僕には嬉しかった

僕はすぐにサトシのところへ行った

ママ、お兄ちゃん、みんな

僕ね、みんなのこと大好きだよ

こんな僕でも、ちゃんと家族として接してくれたことも

いろいろ教えてくれたことも

いっぱい褒めてくれたことも

すごく嬉しかった

今まで過ごした時間、とても楽しかったよ

でもね、それと同じくらい

サトシのこと大好きになったんだ!

追いついた僕を見て、サトシは戸惑っていたけど

僕の家族が一緒にいることを許してくれたこと

「行ってらっしゃい!」

「迷惑かけるなよ!」

「風邪ひかないでね!」

「仲良くしろよ!」

みんなが僕を送り出してくれた

でも、誰も「サヨナラ」「じゃあね」と別れの言葉を言わなかった

だから僕もサヨナラなんて言わない




「いってきます!!」





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そして僕はサトシと一緒にいることになりました

僕はサトシのリュックの中がお気にいり

気持ちいいのもそうだけど

サトシの温もりが伝わって、思い出すんだ

ママに温められた、あの頃を





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