アニポケ擬人化をメインにしたものです。 前まではBLCPネタ中心でしたが、今はギャグ中心です。 機械音痴なのでうまくできるか心配ですが、よろしくお願いします。
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Posted : 2022/03/01 20:38
ゲコ助様リクエストで『轟常』です
遅くなってしまいスミマセンでしたー

新作ポケモン情報出た時感動した
楽しみすぎる






きっかけは、同級生の何気ない会話だった

上鳴「『竹鳥物語』から『かぐや姫』になるって、授業する度にすげーって思う」
耳郎「あー、それは分かる」

轟「・・・なぁ、常闇」
常闇「どうした?」
轟「『かぐや姫』ってどんな話だ?」


それがこの物語の始まりだった


休憩時間では説明しきるのは難しかった為、夜に寮のリビングで教えると約束した。インターン先への行き帰りの時間にかぐや姫を読むことにした。曖昧なところもあるし、間違った内容を教えるのも嫌だったから。

そして夜、やる事を全て終え、轟にかぐや姫のお話をする

常闇「昔々、あるところにお爺さんとお婆さんがいました。お爺さんは竹を切って籠や笊を作って暮らしていました」

本当は簡単に説明をすれば良いのだろうが、一度物語を教えれば後の会話が早く進むと思い、俺はかぐや姫を朗読した。轟も始めは驚いていたが、途中からキラキラした目をして話を聞いていた。

常闇「かぐや姫はお爺さんとお婆さんにお別れと言うと、天に昇っていきました。おしまい」

こうしてかぐや姫の話を終えると、竹取物語との違いを語った。不老不死の薬の事や無理難題で命を落としたものがいるところ、児童書にする為にどういう風になっていたかを話したりした。まぁ、あまり話さない者同士の為、すぐ終わったが。
話を終え部屋へ戻ろうとすると、轟に腕を捕まれた

轟「明日もまた話をしてくれないか?」

原作を知らなくても良い、ただ物語の感想を語りたいと。轟からまさかのお願いに俺は驚いた。かぐや姫を知らないのだから、他の童話も知らない為興味があるのだろう。まぁ、楽しかったし、またあのキラキラした目が見たかったから・・・

常闇「分かった。ただし1日1話な」
轟「ああ。ありがとう」

こうして、毎夜常闇が轟に物語を朗読する生活が始まった。有名な物からあまり知られてない物、日本昔話や海外の話などを、今まで自分が知らなかったもの含め、調べでは轟に読み聞かせた。

常闇「昔々、ドイツの北の町ハーメルンでたくさんのネズミが発生し、被害にあってました」(ハーメルンの笛吹き男)

常闇「昔々、ライオンが寝ていると、その体にねずみが駆け上がりました」(ネズミの恩返し)

常闇「昔々、あるところに着物商人が住んでおりました」(千匹狼)

他にも「しあわせの王子」「笠地蔵」「赤い靴」「瓜子姫」「人魚姫」「ヘンゼルとグレーテル」などを朗読し、感想を語り合った。たまに他同級生もさんかすることになったが、それはそれで楽しかった。

ある日の夜、いつか話したかった物語を語ろうと思った

常闇「昔々、サーサーン朝にシャフリヤールという王がいました。ある時王は妻の不貞を知り、妻と相手の首をはね殺しました。それ以降王は女性不信となり、街の娘を毎晩一人呼び、一夜を過ごし翌朝にはその首をはねました。こうして街から次々と若い女性が消えていきました。
側近の大臣は困り果てましたが、大臣の娘のシェヘラザードが名乗り出て、王の元に嫁ぎ、妻となりました。その夜からシェヘラザードは王に向かって不思議な物語を語り始めました」
轟「!!」

「千夜一夜物語(アラビアンナイト)」、俺達が今やってる事と同じだろう。こいつはこの物語を聞いて何を思うのだろうか。こうして俺は千夜一夜物語を朗読し終えた

轟「千一話も準備するなんて凄いな」
常闇「いや、一つの話を数十日かけて語っている」

有名なのは「シンドバットの物語」や「アラジンと魔法のランプ」、「アリババと四十人の盗賊」だが、それは後日にしよう。

轟「いつか常闇も数日かける話をしてくれるのか?」
常闇「検討中だ」
轟「そうか。長編のも面白そうだな」

ああ、これは物語が尽きるまでこの生活は終わらないな
・・・よかった


・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・


・・・

時は流れ数年後、今俺達は同居をしている。理由は一つ、物語が尽きてないからだ。長編や創作などを語り千一夜なんてとっくに越えた。轟が飽きないことや卒業間際に同居の話をされた時は流石に驚いたが・・・

常闇「轟、遠征で疲弊しているだろう。明日俺達休みで長編語るから、休んだらどうだ?」
轟「いや、遠征の間ずっと我慢してたんだ」
常闇「メールで短編送っただろう」
轟「久しぶりに常闇の声で聞きたい」
常闇「そうか。今日は俺が創作したもので良いか?」
轟「ああ」

常闇「きっかけは同級生の何気ない会話でした。竹取物語からかぐや姫に変えた人は凄いなと言うもの。その会話を聞いた少年はカラスに聞きました」

ー少しアレンジをした、俺達の物語ー

ー未来夜物語ー

END


おまけ

未来夜物語始めて数か月後
緑谷「え!?まだ読み聞かせ会続いてたの!?」
常闇「ああ」
峰田「よくそんな数の話見つけたな;」
口田「インターンで疲れてない?その後にやるんでしょ?」
常闇「それは轟もだろう。あと異常に疲れてる時は歌にしてる」
緑谷「歌ってるの!?え、聞きたいな;」
耳郎「歌でストーリーありなら、カゲプロや悪ノ娘もだけど他にも良いのあるよ。リストアップしようか?」
常闇「お願いしても良いか?」
上鳴「ちなみに何歌ったんだ?童謡以外」
常闇「今のところ『ピエロ』と『罪の名前』だけだな。でもいつか『誰も知らないハッピーエンド』歌いたい」
耳&上「「うわぁ!!良い!!」」
瀬呂「話探しは?インターン移動中とかにやってんのか?」
常闇「そうだな。あと話が尽きない様に妖や幻獣の伝承や神話等も話してる」
切島「めっちゃ頑張って探してんじゃん!!」

爆豪「アンタんちに童話本とか無いのか?」
炎司「あったはずだ。妻が焦凍に読み聞かせてる姿も見た事ある」
爆豪(読んだことを忘れるぐらい色々あったのかよ;)

轟「いつも読み聞かせてくれる礼だ。今後も頼む」
常闇「木箱のりんご(大量)!!**+・今日の読み聞かせの時にいただこう」

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