アニポケ擬人化をメインにしたものです。 前まではBLCPネタ中心でしたが、今はギャグ中心です。 機械音痴なのでうまくできるか心配ですが、よろしくお願いします。
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Posted : 2021/10/13 22:56
美霊愈依様リクエストで『ヨルノズクが来て初めてやったクリスマスについて』です
まさか過去に投稿したネタでリクエストを貰えると思いませんでした
このリクエストはpixivでいただいたものなので、
この後百匹百様以外の小説をpixivに投稿します






2000年12月上旬
※当時の手持ち
ピカチュウ・フシギダネ・チコリータ・ヒノアラシ・ワニノコ・ヨルノズク

ピカ「ねぇ、今年のクリスマスは研究所のみんなとクリパしない?離脱組は無理だけどさぁ」
※全員が簡単に携帯を持ち歩く時代ではない為、固定電話でこういう連絡はあまりしたくない
フシ「良いんじゃね?キングラー達にも会わせたいし、後輩御三家はパーティーとか好きそうだし」
ヒノ「何の話?パーティーって聞こえたけど」
ピカ「あ、うん。クリスマスに研究所でパーティーしないかって話してたの」
チコ「そうなの!?楽しみ!!」
ワニ「いえーい!!クリスマスパーティー!!」
フシ「落ち着け。あくまで予定だし、詳しい事決まったら教えるから」
ヨル「・・・・・・・・・・」


その日の夜
Prrrrr
ベト『もしもし。こちらオーキド研究所』
ヨル「サトシの手持ちのヨルノズクだ。スマナイがヘラクロスに変わってくれ」
ベト『あいよー。ちょっと待ってろ』

ヘラ『もしもし、どうしたの?』
ヨル「なぁ、クリスマスに研究所でパーティーをする事になったのだが」
ヘラ『あ、そうなんだ。楽しみだね。で?それがどうしたの?』
ヨル「みんなが寝た後、サンタ姿で枕元にプレゼントを置くのは誰がやるんだ?」
ヘラ『・・・へ?』
ヨル「今でもツリーの下にクッキーや牛乳を置くのか?プレゼントは「サンタに頼まれて」とか言いながら聞いて買いに行くのか?」
ヘラ『えっと、ヨルノズク?』
ヨル「そもそもサンタは数人いるとしても子供がいる家を全部回れるのか?サンタが赤いのは返り血で染まったからの説もあるが、子供に聞かせても良いのだろうか?パーティー悪い子には炭をあげるサンタも登場させるべきか?」
ヘラ『落ち着いて!子供の夢壊さないの!ってか、もしかして知識はあるけどクリスマスを普通に過ごしたこと無い!?』
ヨル「無いな。基本一人だったし、賑やかな場所や人が多い所は苦手だったからな」
ヘラ『そうなんだ。多分普通にご飯食べたりゲームしたりするだけだと思うよ。クリスマスっぽい料理とか準備しようか?何か食べれないのある?』
ヨル「私は甘いのは得意ではないが、他の奴らは特に苦手なの無いんじゃないか?」
ヘラ『そうなんだ。じゃあ甘さ控えめのお菓子も作っておくよ』
ピカ「ヨルノズク、誰と電話してるの?」
ヨル「ヘラクロスにクリスマスの事聞いてた」
ピカ「何で僕に聞いてくれないの?」
ヨル「面白半分で嘘を言うのが目に見えてるから」
ピカ「正解だけど酷い!!」
ヘラ『正解なんだね;』
ピカ「クリスマスは恋人とデートしたり家族と過ごしたり、過ごし方は自由。イルミネーション見に行く人もいるし。まぁ僕達はパーティーしてプレゼント交換やゲームして終わりだなぁ」
ヘラ『プレゼント交換?各自買って回したりくじで引いたりとかするやつ?』
ピカ「そうだよ。交換方法はまだ決めてないけど、自分で一つ買って交換しようって話になったの。研究所のみんなに伝えておいて。あと料理の事もお願いして良い?」
ヘラ『良いよ。他にも何か決まったら教えてね』
ピカ「はーい」
ヘラ『ヨルノズクは他に聞きたい事ある?』
ヨル「プレゼントは当日まで隠せばいいのか?中身はどういう物が良いのだろうか」
ヘラ『よし、近日一緒に買いに行こうか;』
ヨル「あと、何故24日にパーティーをするのだろうか」
ピカ「イヴとクリスマスの2日間楽しむ為じゃない?正直店側は稼ぎ時なんだしどっちに祝っても良いんじゃない?」



12月24日 夕方

ピカ「メリークリスマス!!」
全員「「「メリークリスマス」」」
ワニ「イエェェェェェイイ!!遊ぶぞー!!」
カビ「食べるぞ!!」
チコ「わぁぁ!すごーい!!」
フシ「寒い」
ヨル「同意」
ケン「今日吹雪いてるもんな」
ヒノ「サンタさん大丈夫かなぁ」
ベト「飛ばされて進めなくて今日中には運び終えれないかもなwww」
ピカ「ちょっとwww」
キン「明日は晴れるらしいし、大丈夫じゃないかなぁ;」
ヘラ「フシギダネとヨルノズク、温かい飲み物どうぞ」
フシ「サンキュー」
ヨル「ありがとう」
ワニ「ヒノアラシ、これ美味しいよ!!」
ヒノ「そうなの?僕も食べよう」
カビ「それだけではなく全部美味しいぞ!!」
チコ「ねー!」
バリ「いっぱい作ったので、急いで食べなくても大丈夫ですよ」
ヨル「・・・賑やかだな」
ピカ「クリスマスもだけど、今時のハロウィンとか行事ってそういう感じだよ」
ヨル「そうか」


プレゼント交換(くじ引きの為誰のかは不明)
ピカ「ねぇ、ヘラクロスでしょ。蜂蜜味ののど飴」
カビ「私だ。乾燥する時期だし、喉痛めてガラガラになるのは嫌だろう?」
ケン「そういう理由でハンドクリーム入れた奴いるな」
チコ「このひざ掛けかわいい!」
ベト「あ、この本普通に面白そう。ゆっくり読むか」
フシ「絶対ワニノコだな。このダンシングフラワー」
ワニ「このクッキー絵が描いてる!すげー!!」
キン「アイシングね;アイシングクッキー。作ったの俺じゃないけど」
バリ「ヒノアラシさん、どうしましたか?」
ヒノ「自分の当たっちゃったなーって。まぁ、良いんだけどね」
ヘラ「俺も自分の当たったんだけど、交換する?」
ヒノ「いいの?ありがとう」
ケン「キングラーでも誰かのに当たったのにな」
キン「喧嘩売ってんのか?くじだから自分のに当たるのもあるだろ」
ヨル「・・・(数枚の栞を見ている)」
ピカ「ヨルノズクは栞当たったんだね。よかったじゃん。本いっぱい読むんだし」
ヨル「ああ。栞はいくつあっても困らない」
ワニ「マジで!?100枚あっても!?」
チコ「それは困るでしょ;」
ヨル「本50冊あったらな」
ベト「ここ(研究所)には50以上あるからいけるな」
バリ「博士の本に使用させるつもりですか;」


ポケモンスタジアム金銀 オオタチのピョンピョンボール 
ピカ「入るな入るなー!!」
チコ「ちょっと!こっち凄く来るんだけど!!」
ヒノ「ワニノコ、連打してるけどタイミング見てやった方が良いよ」
ワニ「だからいっぱい入ってるのかーwww」
チコ「負けてるのに危機感ゼロ!」
ピカ「まぁ、連打したくなる気持ち分からるけどねwww」
ヒノ「それに、ゲームは楽しんだもん勝ちだもんね」

ベト「あいつ等が終わったら俺の他に誰やる?俺バリヤードのゲームしようぜ」
バリ「私もやりたいです」
カビ「イーブイのゲームなんだが、イーブイ遅くないか?」
フシ「お前が食べ物への執着が凄いだけ」
ケン「お前機械苦手な癖にこういうゲームだと凄いよな」
キン「二人、次やる?」
ヨル「私は見てるだけで十分だ」
ヘラ「俺も。見てるだけでも楽しいし、ピカチュウ達もたくさんやりたいんじゃないかなぁ」
フシ「じゃあ次俺もやる」
ケン「キングラーもやれば?片付けは後ででも良いだろ」
キン「じゃあそうしようかな」

ベト「なぁー、今作の発電競争も前作(スタジアム2)の発電所もなんだが、ゲットされた日の事思い出されるんだけど」
ケン「ざまぁwww」
フシ「発電所で問題起こしたお前らが悪いwww」
ベト「海を汚してた人間が悪いwww」
ピカ「まぁねwww」
ワニ「スタジアム2もやりてぇー!」
チコ「ねー!そっちのミニゲームも面白そうよね!」
ピカ「面白いよ。お寿司のヤツとか」
カビ「アレを見るたび寿司を食べたくなるな」
キン「明日の昼か夜で良いなら海苔巻き作るよ」
ヒノ「酢飯?普通のご飯?」
バリ「どっちでもいいですよぁぁぁぁあああ!!!」
フシ「このクイズひっかけ多い!!」
ヘラ「ゲームだからヨルノズクでも難しいんじゃない?」
ヨル「どうだろうな。問題の出し方覚えればすぐ飽きそうだが」


ヒノ「ふわぁ・・・」
ワニ「ヒノアラシ、眠い?」
チコ「私も眠くなっちゃった・・・」
ベト「もう11時か。あっという間だな」
ピカ「じゃあパーティーはもうお終いにしようか」
ワニ「えーー!?サンタさん来るまで起きてないの!?」
カビ「サンタさんは眠った時じゃないと来てくれないぞ」
ケン「それにもう寝てる人もいるし、そいつらに迷惑だろ」
キン「フシギダネ達はもう寝て良いよ」
バリ「片付けは明日やろうか」
ヒノ「大丈夫?」
ヘラ「みんながゲームしている間にもやってたし、すぐ終わる量だから大丈夫だよ」
ピカ「じゃあもう寝ようか」
チコ「はーい」
ワニ「お休みー!」
ケン「ちゃんと歯ぁ磨けよ」
ヘラ「俺飲み物入れたばっかりだから、飲み終わったら寝るよ」
ヨル「私もお茶をもう少し飲んでから寝る」
カビ「サンタさん来てもらうために早めに寝ろよ」
ヘラ(全員来ないとサンタさん来ないっていうのだったっけ?)


ヨル「こんなに賑やかなものだとは。疲れるな」
ヘラ「ヨルノズク、そんなにゲームしてないのにね」
ヨル「だが、嫌ではなかった」
ヘラ「それは良かった」
ヨル「ところで、何であんな嘘を言ったんだ?」
ヘラ「プレゼントの事?ヨルノズクが黙っててくれて助かったよ」
ヨル「それは良いのだが、何故私のをヒノアラシに渡したんだ?」
ヘラ「せっかく交換してるんだから、自分のじゃなくて誰かの物の方がいいでしょ?あ、ヨルノズクの押し付けたみたいで嫌だった?」
ヨル「いや」
ヘラ「それにしても、俺のやつがヨルノズクに当たると思ってなかったよ」
ヨル「私もだ。一緒に買いに行ったから包装紙を知っていたし、引いたときは驚いた」
ヘラ「ねー」
ヨル「・・・次回も、こんな感じなのだろうか」
ヘラ「次回どころか正月もこんな感じだよ。しかも、正月になる前から賑やかになるし」
ヨル「それは14歳達は大丈夫なのか?」
ヘラ「0時にあけおめ言ってから寝って、起きたら神社にいったり正月遊びしたりするよ。まぁ、正月は博士に挨拶しに研究所へ来る人多いし、キングラーや俺は手伝ったりするよ」
ヨル「大変だな。前日は大掃除もあるのに」
ヘラ「それは本当に大変だから、少し前から始めてるよ。大晦日は正月準備するのがメインかな」
ヨル「そうか」
ヘラ「ところでさぁ」
ヨル「?」
ヘラ「楽しかった?初めてのクリスマス」
ヨル「・・・ああ。賑やかな夜も、たまには良いな」
ヘラ「正月も楽しもうな」
ヨル「ああ」



次の日の朝
ピカ「わーい!サンタさん来てくれた!」
ワニ「やったー!!でもサンタさんに会いたかったー!!」
ヒノ「忙しいから会ってもお話出来ないよ?」
チコ「来たって事は、サンタさんもオドシシも元気なのね」
フシ「一応パック牛乳とクッキー置いといたけど、食ってくれてよかった」

カビ「で?置いたの誰だ?プレゼント交換するから夜に置く分は準備しなくて良いと聞いていたのだが」
ケン「俺もそう聞いた」
キン「ヨルノズク達が置いたの?」
ヨル「いや、少し話してそのまま寝たぞ」
バリ「じゃあ誰が?」
ヘラ「俺達が寝た後にサンタさん来たんでしょ?」
ベト「え?お前サンタ信じてる?」
ケン「多分サトシか博士じゃないか?」
キン「まぁ、そうだよね」
ヘラ(本当にいるんだけどな;会ったことあるし)



そして令和2年クリスマス
ピカ「メリークリスマス!」
全員「「「メリークリスマス!!」」」
ルカ「クリスマス初めてなの俺だけ?」
ゲン「俺は大人数で賑やかにするのは初めてだ」
カイ「そうなんだ!楽しもうね!!カモネギ君も!」
ネギ「あ、ああ・・・」(元気がない理由は存在意義のだと思ってください)

ヨル「・・・」
ヘラ「彼らも初めての時のヨルノズクみたいに楽しんでくれるといいね」
ヨル「そうだな」




ヨル(昔はクリスマスなんてどうでも良かった)

ヨル(煩いのも嫌いだった)

ヨル(だが・・・)

ヨル(今となっては楽しみにしている自分がいる)

ヨル(賑やかな夜も、たまには良いかなと思っている)

ヨル(あいつらも今日でそうなってしまうんだろうな)



ヨル(正直、こうやって過ごすのが一番のプレゼントなのかもな)



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