アニポケ擬人化をメインにしたものです。 前まではBLCPネタ中心でしたが、今はギャグ中心です。 機械音痴なのでうまくできるか心配ですが、よろしくお願いします。
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Posted : 2021/11/04 00:04
文字数多いって怒られた;
くそぉ;
でもイラスト描くの楽しかった
本当はキャラ絵を絵に重ねたかったけど、
今の俺の技術じゃ無理だった;



ベト(GM)「真っ白い部屋に戻ってきた4人、次はどうする?」
チャオ(勇気)「さっき言ってた順番なら、次は黄色かな」
アロー(翔)「そうだね。勇気頑張って」
チャオ(勇気)「・・・え?翔じゃないのか?」
アロー(翔)「え?」
ゲコ(忍)「二人とも、心当たりないのか?」
ヘラ(蒼一)「どういう事だろう。とりあえず、絵の中に入ろうか」
ベト(GM)「そうして4人は黄色い絵に入る」

ベト(GM)「絵の中の向日葵は、一番背が高いものが忍の目の辺りぐらいの大きさ」
チャオ(勇気)「・・・忍、肩車しようか?」
ゲコ(忍)「いらん」
アロー(翔)「そうだよ。やるなら僕か蒼一じゃない?」
ゲコ(忍)「だからいらないって、急な身長弄りやめろ」
チャオ(勇気)「いや、そうじゃなくて、向日葵の花びらとかが目に入ったりしたら大変だと思って」
ゲコ(忍)「そういう事か。目に入らないように気をつけるよ」
ヘラ(蒼一)「それじゃあ探そうか。手前の向日葵の近くにいる蜂?」
ベト(GM)「え、当たりなんだけど」
全員「「「え」」」
ベト(GM)「その台詞で蜂は妖精の姿になった」

ピカ(??)「あーあ、もう見つかっちゃった。つまんなーい」
チャオ(勇気)「!!陽菜乃!」
ピカ(陽)「違うよ、私は陽(ハル)だよ」
ヘラ(蒼一)「勇気?」
チャオ(勇気)「・・・はーっ、この試練は俺か。でもその見た目って・・・」
ピカ「そうだよ。覚えてる?」
チャオ(勇気)「忘れるもんか、あの時の事・・・」

チャオ(勇気)「幼少期、友人数人と近所にあった薄畑でかくれんぼしていた。その時、幼馴染みがいくら探しても見つからなかった。大人達にも協力してもらっても見つからなかった。見つかったのは数日後、穴の中に埋められてた。犯人は県外から旅行で来た赤の他人で捕まった。だけどそれ以来背が高い植物が苦手になった。木は大丈夫だけど、背が高い植物の群生は無理になった。理由は見失うのが怖いから」

アロー(翔)「それは辛いね。でも、絵で自分の試練って分からなかったの?」
チャオ(勇気)「だって自分より背が低いし」
ピカ「ちょっとチャオブー、あとでぶん殴らせて^^」(PCから)
ネギ「私も^^」(PCから)
ゴウカ「俺も^^」
チャオ「何で?!ってか、僕じゃなくて勇気の言葉だからね!!」
ヘラ(蒼一)「あはは;・・・ねぇ、あの妖精の姿で分かったって事は・・・」
チャオ(勇気)「うん、幼馴染みの姿だよ」
ピカ(陽)「ねぇねぇ、遊ぼうよ。それが私の試練だよ」
ゲコ(忍)「・・・勇気、出来そうか?」
チャオ(勇気)「その前に聞かせて。君と陽菜乃は別人?」
ピカ(陽)「違うよ。私は私だよ」
チャオ(勇気)「そっか。・・・それじゃあ、試練を受けるよ」
ピカ(陽)「良いよ。じゃあ試練スタート!!」
ベト(GM)「そう言うと、陽は勇気に魔法の粉をかけて小さくした。ちなみに勇気も陽も50cm位」
ヘラ「あ、数センチじゃないんだ」
ゲコ「それだと小さすぎて、試練中に風に飛ばされたり虫に連れ去られたりとかの妨害が起こるからじゃないか?」
アロー「あー。でも50センチって赤ちゃんぐらいか?」
ツタ「そのくらいね。まぁ、見た目アレのまま50センチになったから、これ用のイラスト準備してないけど」


ピカ(陽)「制限時間は5分。すごろくで私に追いつくか追い越したら勝ちだよ」
チャオ(勇気)「おー、凄ぇ。向日葵みたい」
ピカ(陽)「でしょー!でね、分岐は通るときに出た目で変わるよ?運次第で近道になるし遠回りになるよ」
チャオ(勇気)「分かった」
ピカ(陽)「それじゃあ始めよう。次は見失わない様に気を付けてね」
チャオ(勇気)「!!・・・当たり前だ」

順番 陽→勇気→陽→勇気→陽→勇気

陽|勇気
4
   2
2
   3
2
   6
4
   6←別ルート
3
   5
3
   4
5
   6←追いついた

ベト(GM)「追いついた為試練クリア。残3分24秒」
チャオ「やったー!後半出目が良かった!」
ピカ「というか、僕の方が出目悪かったんだけど!頑張ってよ振った人!!」
ドダ「無茶言うな」
ヘラ「別ルート行ったときは心配したけど、よかったね」
アロー「こういう双六鬼ごっこ面白いな」
ゲコ「そうだな」
ベト(GM)「勇気が陽に追い付くと、二人はみんなの所に戻り勇気は元の大きさに戻る」
チャオ(勇気)「追いついたぞ!!」
ピカ(陽)「あーあ、追いつかれちゃった。早かったねー」
チャオ(勇気)「見失う可能性があるんだ。怖がってる時間なんてねぇよ」
ピカ(陽)「そっかぁ。あー悔しいなー!!」
チャオ(勇気)「はぁー;一回でクリア出来て良かったよ」
ピカ(陽)「そうだね。昔みたいに死に物狂いになって探さなくて良かったじゃん」
チャオ(勇気)「お前・・・!」
ピカ(陽)「必死に探し回りすぎて、自分も迷子になってたもんね」
チャオ(勇気)「何でそれ知って・・・!!」
ヘラ(蒼一)「落ち着いて。想いの色を形にしているんだったら、そういうの知っててもおかしくないよ」
ゲコ(忍)「今言ったことが記憶にあるのなら、そうだろうな」
チャオ(勇気)「そ、そうか・・・」
ピカ(陽)「あの事件の事はもう気にしちゃダメだよ。叫んだり助けを呼ばなかった私も悪いんだし。でも向日葵のヘアピンを薄畑に失くしたのだけは心残りだなぁ。・・・と言って消えかける」
チャオ(勇気)「え?待て!それ俺知らないぞ!!」
ピカ(陽)「私と陽菜乃は別人かって聞かれて違うって言ったでしょ?私、別人じゃないって答えたつもりだったんだけど」
チャオ(勇気)「!!」
ピカ(陽)「またね、幼馴染さん」
チャオ(勇気)「待って!陽菜乃!!と手を伸ばす」
ベト(GM)「そう言い終わると、陽は消えて黄色い欠片になる」
チャオ(勇気)「ぁ・・・・・」
アロー(翔)「勇気・・・」
ヘラ(蒼一)「・・・・・・・・・・・・・」
ゲコ(忍)「・・・・・・・・・・・・・」
アロー(翔)「・・・あのさ、こんな事言っていいか分からないけど、陽菜乃ちゃんが楽しい思い出で終わらせて良かったんじゃないかなぁ」
チャオ(勇気)「・・・はい」
ゲコ(忍)「まぁ、穴に埋められた記憶より、楽しく遊んだ記憶の方が終わりに良いな」
ヘラ(蒼一)「胸か背中貸そうか?」
チャオ(勇気)「大丈夫・・・グズッ。俺、早く現実世界に戻りたい・・・アイツのヘアピン、探さないと・・・!」
アロー(翔)「・・・君は強いね。僕も試練を早く終われるように頑張るよ」
ベト(GM)「そうして4人は真っ白の部屋に戻る」

ベト「さて、一回休憩するか」
ドダ「賛成。カメラのバッテリー取り替える」
全員「「「はーい」」」


ベト「再開するぞー」
全員「「「はーい」」」
アロー「じゃあ俺から」

アロー(翔)「さて、僕の試練は何だろう。怪我しないものが良いな」
ヘラ(蒼一)「そうだね」
ツタ(エル)「・・・ねぇ、そんなに元の世界に戻りたいの?」
ゲコ(忍)「・・・ああ」
チャオ(勇気)「やりたい事が出来たしな」
ツタ(エル)「・・・ふーん」
アロー「それじゃあ、黒い絵に触る」


ベト(GM)「絵に触れると、4人は黒い絵の中にいる。絵の中は夜の街。街灯も家も明かりがついておらず、真っ暗な場所」
アロー「ゲッコウガの腕を強く握る!ゲッコウガHPサイコロ一回分ダメージ!!」
ゲコ「早速さっきのやり返しかお前!!よし1ぃぃぃ!!!」HP27→26
ベト「時々GM必要かって思う」
ゴウカ「勝手に進めたりするからな」
ヘラ「それにしてもこの絵黒い画用紙に鉛筆で描いたの?上手いけど誰描いたの?」
ゴウカ「俺。ワルビアルに下書き描いてもらった」
ヘラ「トレース台で出来たの?」
ゴウカ「いや、カーボン紙使った」
ツタ「でも2Bしか使わないでよく綺麗に塗れたわね」
ゴウカ「塗ってる間楽しかった。まぁ、これに時間かけすぎてコレしか作ってないけど」
ヘラ「へー」
チャオ(勇気)「とりあえず、妖精を探すか。車の中?」
ベト(GM)「違います」
ヘラ(蒼一)「花壇?」
ベト(GM)「違います」
ゲコ(忍)「一番手前の電信柱に隠れてる?」
ベト(GM)「違います」
アロー(翔)「手前の家の窓で光ってるヤツ」
ゲコ(忍)「光ってる?」
チャオ(勇気)「・・・本当だ。よく見たらこの部分黄色で描いてる」
ベト(GM)「今回も早いな」
アロー(翔)「君が妖精さんでしょ?こっちに来て僕の傍にいて欲しいな」
ベト(GM)「そう言うと、妖精は4人の近くに来る。しかし、傍には行かない」

アゴ(??)「見つかっちゃった・・・」
アロー(翔)「ねぇ、この世界の光は君が持ってるのしかないの?」
アゴ(??)「そうだよ・・・。君にとっては・・・喉が出るほど・・・欲しいんでしょ?」
アロー(翔)「そうだねー。さぁ、試練を始めようか」
ゲコ(忍)「待て、翔」
アロー(翔)「どうしたの?」
チャオ(勇気)「どうしたのって、お前だけトラウマ言ってないだろ」
ヘラ(蒼一)「そうだね。俺達は言ったんだから、君も教えて欲しいな」
アロー(翔)「あ、そうだったね」

アロー(翔)「4歳の時、両親に『家で待ってて』と言われて待ってた。夏休みだったから、ずっと家にいた。でも両親は何日たっても帰ってこなかった。家の中の食材が無くなっても『家で待ってて』の言葉に縛られてた。家の電気のスイッチは届かない場所にあったから点けられなくて、椅子に乗れば可能性はあったけど椅子が重くて動させられなくて、何日も一人ぼっちの暗い夜を過ごしていた。ある日、家に来た祖父母に事情を聞かれ、やっとその時捨てられたって分かった。今は祖父母の家に住んでいるけど、暗く誰もいない夜を過ごすのが怖くなったんだ。親に捨てられたことを思い出しそうで怖いから」

ヘラ(蒼一)「それは・・・辛いね。子供は親の言いつけ聞いちゃうし、捨てられるなんて思わないから」
アロー(翔)「でもさ、祖父母が一緒に暮らそうって言ってくれて良かったよ。祖父母も要らないって言ってきたら、僕はどうなってたか分からないし」
ゲコ(忍)「これ聞いていいか分からないが、何故祖父母は数日後に来たんだ?」
アロー(翔)「聞いた話だけど、祖父母が家に遊びに行っていいかっていう電話をして、やっと僕が捨てられたって分かったらしいよ。今両親がどうしてるか知らないけど」
チャオ(勇気)「そうか」
アロー(翔)「さて、僕の事も話したし、試練をしようよ。この場所にいるの、辛いんだから」
アゴ(灯)「・・・良いよ。・・・僕は・・・灯(アカリ)。試練を・・・始めるよ」
ベト(GM)「そして灯は翔を別の場所へ連れて行く」

アゴ(灯)「・・・制限時間は5分。鬼ごっこで・・・僕を捕まえたら・・・君の勝ち。妖怪マスを通ったら・・・メンタル値-1。妖怪マスに乗ったら-5。メンタル値が0になったら・・・僕に追いつけなかったら・・・君の負け」
アロー(翔)「・・・多分一番難しくない?」
アゴ(灯)「・・・頑張れ」

サイコロ順番 灯→翔→灯→翔→灯→翔

灯  翔  ダメージ
4
   2
6
   5   -1
4
   3   -1
6
   5   -6
2
   1
4
   3   -5
3
   2
4
   5   -6
2
   5   -1
4
   1
2
   2   -6
1
   3
3
   1   -5

ベト(GM)「翔、メンタル値0。試練失敗」
アロー「ムズイって!妖怪マス多すぎ!!」
ネギ「スマナイ。妖怪多めにと言われていたんだ・・・」(PCから)
ドダ「いや、この試練は過酷にしようって話したんだ」
アロー「マジかよ;」
ベト(GM)「試練失敗した為、翔のHPサイコロ2つ分ダメージ」
アロー(翔)「うわぁ」HP28→22
アゴ(灯)「・・・どうする?」
アロー(翔)「もちろん、やるよ」
アゴ(灯)「・・・そう」
アロー(翔)「・・・ねぇ、君の正体は?」
アゴ(灯)「・・・追いついたら・・・教えてあげる」
ベト(GM)「それじゃ、スタート」

5
4   -1
4
6   -1
1
6   -1

ベト(GM)「・・・はい、追いついたので試練クリア。残4分22秒」
全員「「「早っ!!」」」
アロー「くそぉ!一回目にこうなってくれよ!!」
ゲコ「俺のと同じ感じだな」
ツタ「まぁ、結局は運だからね;」
アゴ(灯)「・・・よく怖がらなかったね、僕に・・・追いつくなんて」
アロー(翔)「あはは、2回目だからかなぁ。でも怖かったんだからね;」
アゴ(灯)「・・・そう」
ベト(GM)「そう言うと、灯の姿が消えかけてる」
アロー(翔)「!待って、君は誰なの!?」
アゴ(灯)「・・・小さい頃、夜はずっと僕の事見てたよね」
アロー(翔)「え?」
アゴ(灯)「・・・僕も見てたよ。日に日に弱っていく・・・君を見るのが・・・辛かった・・・」
アロー(翔)「・・・本当に、誰?」
アゴ(灯)「僕は・・・君の家近くの・・・街灯・・・。リビングに・・・光が・・・届く場所の・・・」
アロー(翔)「あ・・・」
ベト(GM)「そして灯は消え、持ってた光が黒い欠片になった」
アロー(翔)「・・・どうして」
ヘラ(蒼一)「もしかしたら、翔の事が心配だったんじゃないかなぁ。ずっと見ていたから」
アロー(翔)「・・・そうなのかなぁ」
ゲコ(忍)「幼い時の夜の唯一の光だったのだろう?それはお前にとって救いだったんじゃないか?」
チャオ(勇気)「忍のも泡になって消えたいで泡の妖精になったりしたんだし、そういう形で光の妖精になったんだろ」
アロー(翔)「・・・こんな俺を、見守ってくれてたんだ。心の中で、みんな俺の事を必要としていないと思っていたから。祖父母も、信じて良いか分からなかったし」
ヘラ(蒼一)「そうだね。俺達はもっと、周りを見なきゃいけないね」
ベト(GM)「そして4人は、真っ白の絵に戻った」

チャオ(勇気)「これで欠片全部集めたな」
ゲコ(忍)「これで帰れるって事だよな」
アロー(翔)「でも、何も起こらないねぇ」
ヘラ(蒼一)「ねぇエル、どういう事?」
ツタ(エル)「・・・色が、足りないから」
チャオ(勇気)「足りない?どういう事だ?」
アロー(翔)「もう一度絵の世界に行くとか?」
ベト(GM)「しかし絵に触れても絵の世界に行けない」
ゲコ「欠片を人重ねにする」
ベト(GM)「何も起こらない」
チャオ「欠片を白い絵に向かってぶん投げる」
ベト(GM)「意味はありません」
アロー「えー!もう分からん!!」
ヘラ(蒼一)「・・・エル、君はこの白い絵の妖精?」
ツタ(エル)「・・・・・・・・・・・・・」
チャオ(勇気)「え?どういう事だ?」
ゲコ(忍)「・・・もしかして、この部屋が既に絵の中という事か?」
ヘラ(蒼一)「そうだと思うんだけど・・・」
アロー(翔)「エル、そうなの?」
ツタ(エル)「・・・何でそんなに帰りたいの?」
アロー(翔)「え、エル?」
ツタ(エル)「あんな辛い場所に帰りたいの?妖精さん達に励ましてもらって、それに意味があるの?」
チャオ(勇気)「あったよ。じゃないと昔の事引きずったままだった」
ゲコ(忍)「ああ。アイツ等に会わなかったら、何も変われなかった」
ツタ(エル)「・・・そう。ならあげる」
ベト(GM)「そうして、白い欠片を渡す」
アロー(翔)「え?いいの?試練とか何もないの」
ツタ(エル)「良いよ。帰りたい気持ちがあるって分かったから」
チャオ「えっと、これで帰れるの?」
ベト(GM)「ない。白い絵に向かって掲げれば帰れるよ」
アロー「何かあっけない終わりだなぁ・・・」
ヘラ(蒼一)「・・・みんな、先に帰ってて。僕やる事あるから」
ゲコ(忍)「?やる事?なら俺も手伝うぞ」
チャオ(勇気)「俺も。せっかく困難を乗り越えた仲なんだしな」
アロー(翔)「最後まで付き合うよ」
ヘラ(蒼一)「ありがとう。・・・ねぇ、エル」
ツタ(エル)「なに?」
ヘラ(蒼一)「エルの辛い事って何?」
ツタ(エル)「!?」
ヘラ(蒼一)「君は僕達を帰したくなさそうだったから、何か理由があるのかなって」
ツタ(エル)「・・・・・・」
ゲコ(忍)「エル、そうなのか?」
ツタ(エル)「・・・・・・うるさい」
アロー(翔)「え?」
ベト(GM)「そしてエルの体が黒くなる」

ツタ(エル)「うるさいなぁ!!私の力になりたいんだったら帰らないでよ!ずっと一緒にいてよ!!」
チャオ(勇気)「ちょ、落ち着けよ」
ツタ(エル)「みんな現実が怖かったんでしょ!?ここなら悪い事してくる人いないよ!傷つかないよ!!それの何が悪いの!?」

ベト(GM)「さて、ここで推理タイムです」
アロー「推理!?」
ベト(GM)「エルのトラウマに繋がるワードを答えなさい。回答にそのワードがあれば正解になります。ヒントは今までの出来事や絵に隠れてます」
チャオ「え、全然分からない;」
ベト(GM)「回答順は試練をした順番のあとエルのメンタル攻撃」
ゲコ「メンタル攻撃!?」
ベト(GM)「サイコロ2つ分のダメージ食らう。0になったらこの絵に取り込まれる」
ヘラ「えぇぇ!みんな巻き込んでごめぇぇぇん!!」
アロー「これやらなくてもエンドになるの?」
ベト「トゥルーエンドだな。試練失敗やこれで負けたらその人はバッドエンド」
ゲコ「まぁ、せっかくだからハッピーエンドにしたいな」
チャオ「そうだね。頑張ろうよ!」
アロー「で、何回ボケれる!?」
ゲコ「ボケるな!!」
ベト(GM)「それじゃあ推理タイムスタート」

ヘラ(蒼一)「・・・そうだなぁ、ミッションを出したのが妖精なのって意味はある?」
ベト(GM)「早いし何で難しい所正解するんだよ!!」
ヘラ「え!?正解だったの!?」
ゲコ(忍)「じゃあ、試練が一人しか受けられないのに意味はあるのか?」
ベト(GM)「ある」
チャオ(勇気)「えー、何だ?妖精達を探すことに意味はあった」
ベト(GM)「ない」
アロー(翔)「うーん、君が幼い事に関係がある?」
ベト(GM)「年齢は関係ないな」
ツタ(エル)「じゃあ私の攻撃ね。ねぇ、現実に戻っても寂しいんでしょ?ここは寂しくないよ。妖精さんも帰ってくるよ?」
ヘラ(蒼一)「うっ・・・。あぁ、5と6って;大ダメージだ;」メンタル27→16
ゲコ(忍)「くっ・・・」メンタル26→21
チャオ(勇気)「確かに、会いたいけど・・・」メンタル29→22
アロー(翔)「うぅ・・・」メンタル29→23
ベト(GM)「じゃあ次ヘラクロスな」
ヘラ「えっと、俺の順番、ファイアローの後に出来る?絵をじっくり見たいんだけど」
ベト(GM)「みんなが良いなら」
全員「「「オッケー」」」
ベト(GM)「はい、絵。試練の絵は関係ないから。じゃあゲッコウガから」
ゲコ(忍)「えー・・・君と俺らに接点は?」
ベト(GM)「ない」
チャオ(勇気)「分かんねぇよ・・・。えーと、お前の心はかなり傷ついてるの?」
ベト(GM)「その理由を言えよ!!」
アロー(翔)「んー・・・あ、絵に意味はある?」
ベト(GM)「お、ある。あと一つ」
チャオ「えー、もう分からないよ;」
ゲコ「トラウマになった理由、今のでも十分何かあるみたいなのだが・・・」
ベト「いや、今言った奴にトラウマになるきっかけが無い。それが無いと正解の3つに意味はない」
アロー「マジでか・・・」
ヘラ「・・・あ!え、凄い!」
ベト「お?分かったか?」
ヘラ「この4枚の絵、白色使ってないんだよ!赤い絵は見れば分かるけど、向日葵の絵の空は曇天だけど一番薄い場所は鼠色だし、黒い絵は鉛筆で塗ってるんだろ?だったら鼠色系だよな。青い絵の珊瑚の所とか薄い水色で塗ってるし、これもしかして『白色にしないで』ってお願いした?白色無し縛りで描いたメンバー凄いよ!!」
チャオ「え、そうなの!?」
アロー「お、マジだ」
ゲコ「白縛りって結構難しくないか?」
ベト「というか、今正解言ったんだけど」
全員「「「・・・ま?」」」
ベト「ま」
ツタ(エル)「じゃあ叫ぶわ。あ、あ、ぁぁぁぁああああああああああ!!!!」
ゴウカ「『じゃあ叫ぶわ』じゃないよwwww」
ツタ「無理矢理でも続き始めないと、収録時間もっと長くなるわよ」
ドダ「でも急すぎるwww」
ベト(GM)「エルが叫ぶと、エルの体が元通りになったのと同時に全員の脳内にエルの過去が流れる」

ツタ(エル)「私は人間のアルビノで生まれた。そのせいで周りから好奇な目で見られ、クラスメートから虐められてきた。両親も仕事で多忙だったから、私の周りから誰もいない状態だった。ある日誰かに勝手に撮られた写真が、無断でネットや雑誌に載せられた。それが原因で知らない人に話しかけられたり写真撮られたりした。中には家に押しかけてくる人もいた。両親はそれを私のせいにした。
何で私のせいなの?私何か悪いことした?苦しい、辛い、悲しい・・・こんな毎日なんて嫌だ。明日なんて来なきゃいいのに。両親も、虐めてくる人も、好奇の目で見る人も・・・白い自分も、大嫌い。
もう何も考えたくない。こんな事考える心なんていらない。こんな世界に居たくない」


全員「「「     」」」
ツタ(エル)「・・・これで分かったでしょ。私にとって、現実世界は苦しい場所なの」
ヘラ(蒼一)「・・・うっ・・・・・エグッ・・・・・」(泣く)
チャオ(勇気)「こんなの、辛いよな・・・」
ゲコ(忍)「だからって、・・・・・・・・・・・・・」
アロー(翔)「気持ちは分かるよ。でも・・・・・・・・・・・」
ツタ(エル)「お兄さん達は、前に進むって決めたんでしょ。私の事は気にしないで。私のはお兄さん達みたいに簡単に解決出来るものじゃないから」
チャオ(勇気)「そんな事ないよ。君も・・・」
ツタ(エル)「そんな事あるよ。『やめて』って、『助けて』って、何度も叫んだ。でも、誰も助けてくれなかった。それに、私ぐらいの年齢に出来る事って限られてるでしょ?」
アロー(翔)「そうだけど・・・でも・・・」
ツタ(エル)「私ね、この世界が好きだよ。一人ぼっちだけど、寂しいなんて思わなくて、辛いことも起こらないし、虐めてくる人もいないの。もしかして他に苦しんでる人もそうなのかなって、だからお兄さん達を連れてきたけど違ったね。勝手に連れてきてゴメンナサイ」
ゲコ(忍)「お前は、本当に良いのか?」
ツタ(エル)「うん。私はお兄さん達みたいに強くないから。だからお兄さん達はもう帰っても・・・」
ヘラ(蒼一)「君も一緒に出よう!」
全員「「「!?」」」
ヘラ(蒼一)「僕達と同じで、環境が悪かったんだよ。でも、俺はココで全ての世界がそうじゃないって分かった。だから・・・」
ツタ(エル)「適当な事言わないで!今の景色見たでしょ!?」
ヘラ(蒼一)「見たよ。でも、君の事を受け入れてくれる人だっているんだよ」
ツタ(エル)「そうだけど・・・」
ゲコ(忍)「少なくとも、俺達はお前の事受け入れられる」
ツタ(エル)「でも、私は・・・もう、人が怖いの!信じられないの!お兄さん達だって今はそう言ってるけど、現実世界に戻ったら私を裏切るんでしょ!?」
アロー(翔)「そんな事ないよ!」
チャオ(勇気)「俺達はお前の味方になる!!」
ツタ(エル)「どうしてそう言えるの!」
4人「「「友達になりたいからだよ!!!」」」
ツタ(エル)「!!」
ヘラ(蒼一)「エル、そんなに俺達の事信じられないなら、この世界で友達から始めよう。俺達の事信じられるようになったら、一緒にココから出ようよ」
ツタ(エル)「・・・え」
チャオ(勇気)「どんなに時間がかかっても良い。お前が俺達を受け入れてくれるまで付き合うよ」
アロー(翔)「現実世界でも、俺達が助けるよ」
ゲコ(忍)「ああ・・・」
ツタ(エル)「・・・信じていいの?お兄さんの事」
チャオ(勇気)「ああ」
ツタ(エル)「私のせいで、お兄さんも傷つく事になるかもしれないよ?」
アロー(翔)「それでも、僕達は君の味方だよ」
ツタ(エル)「・・・でも、私怖いよ」
ゲコ(忍)「俺達も怖い。でも、一緒なら大丈夫だろ」

ベト(GM)「その時、白い壁が崩れ、そこから色出てくる」
ツタ(エル)「私、もう一度現実世界で頑張りたい!人を信じたい!友達が欲しい」
ヘラ(蒼一)「うん、一緒に頑張ろうよ!」
ツタ(エル)「うん!!」
ベト(GM)「そしてその部屋は光に包まれる」

ベト(GM)「目を覚ますと4人は美術館の中にいた。目の前には1枚の絵がある」

チャオ(勇気)「あ、この絵・・・」
ゲコ(忍)「エル・・・」
ベト(GM)「4人は思い出した。それぞれ美術館に来ていた事を。その時、美術館の職員が現れる」
ドダ(職員)「君達、もう少しで閉館だよ。・・・って、座り込んでどうしたんだ?」
アロー(翔)「あの、この絵・・・」
ドダ(職員)「?・・・ああ、笑留(エル)の絵か」
ヘラ(蒼一)「エルの事、知っているんですか?」
ドダ(職員)「周りに誰も居ない事を確認して、ここだけの話、笑留は私の姪なんだ」
4人「「「えぇ!?」」」
ドダ(職員)「笑留はアルビノなんだが、そのせいで周りに虐められ、世間の見世物にされて、10年前に両親に捨てられたんだ。そのせいで笑留は心を閉ざしてしまったんだ。今は私の養子になって一緒に暮らしているが・・・外に出ることも出来ず、ずっと心を閉ざしている状態なんだ。この絵は画家の友人に笑留の出来事を知ってもらうよう描いてもらったんだ。偏見で苛めを起こした末路を」
ヘラ(蒼一)「そうだったんだ」
ゲコ(忍)「あの、俺達エルに会いたいんです」
ドダ(職員)「え、どうして」
ゲコ(忍)「俺達、アイツと友達なんです!あ、えっと・・・」
ドダ(職員)「・・・君達が笑留にとって何なのか分からないが、行って会っても会話してくれないと思うぞ」
チャオ(勇気)「それでも構いません!」
アロー(翔)「今日が駄目なら別の日でも良いです!お願いします!」
ドダ(職員)「・・・分かった。住所を教える。私も笑留が心配なんだ」
ベト(GM)「そうして4人は笑留が住んでいる場所が書かれている紙を貰った。このまま行きますか?」
4人「「「はい」」」
ベト(GM)「分かった。そして4人は笑留が住んでる家に行く」
アロー「ピンポーン」
ツタ「早っ!!玄関の扉を開ける」
ベト(GM)「出てきたのは17歳ぐらいの笑留」
ツタ「・・・・・・・・・・・・・」
ヘラ(蒼一)「あ、えっと・・・」
チャオ(勇気)「そういえば、あの出来事って夢なのかな?」
ゲコ(忍)「というか、このエルと向こうのエルが同一人物かも分からないな;」
アロー(翔)「そういう事何も考えずに会いに来ちゃったもんね;」
ツタ(笑留)「・・・・・・・・・・・・・。夢の中ぶりだね」
4人「「「!!」」」
ツタ(笑留)「私と、友達に、なってくれる?」
4人「「「勿論!!」」」

ベト(GM)「こうして5人は未来への一歩を踏み始めた」

ベト「という事で、『追想の色』終演です。お疲れ様でしたー!」
全員「「「シーーーーン」」」
ドダ「えっと、プレイヤー組大丈夫か?」
ゲコ「大丈夫じゃない;;涙腺崩壊中だ;;」
チャオ「感想とか言えない;;」
ヘラ「(タオルから顔を離さない)」
ゴウカ「ヘラクロスがもうダメだ」
ワル「こっちもピカチュウが死んだ」(PCから)
ピカ「死んでないぃぃぃぃぃ;;」(PCから)
ヨル「お前こっち側で良かったな。画面には映せない顔をしているぞ」(PCから)
アロー「そういえば、絵描き組はともかく、何でピカチュウもいんの?」
ゴウカ「前に作ったグループに入れっぱなしにしてたのバレて、強制的に手伝わせた」
アゴ「ピカチュウは双六の調整手伝ってたよね」(PCから)
ヨギ「僕達は絵の方だったけど」(PCから)
ウオ「水性色鉛筆楽しかった!」(PCから)
ネギ「下絵があったとはいえ、大変だったな」(PCから)
ツタ「さて、もう締めの挨拶しましょうか」
ベト「だな。終わりがグダグダでごめんなー。みんなもポケモン」
ドダ・ベト・ツタ・ゴウカ「「「ゲットだぜ!!」」」
プレイヤー「「「げっどだぅぁあぁ」」」
ツタ「無理して言わなくて良いわよ;」



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